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2009年10月 3日 (土)

幸福の方程式

とても良い本があったので、紹介しますね。
『幸福の方程式』
山田昌弘+電通チームハピネス

不景気!不景気!
モノが売れない売れない!
お金もないない!

って言ってる間があるなら
考えてる間があるなら
早速本屋へ行くか、送料無料キャンペーン中のAmazonでクリックしてこの本を買って読んでみて欲しい。

まず全てのひとに
 消費者として
 働く者として、
 また人生について
 幸せについて
考えるために読んで欲しいし

商売をしている人、仕様としている人、ビジネスで何か企画している人
には何かしらの手がかりとなるはず

なるほど~と考えさせられ
自分を重ねてドキッとし
これからの自分について、社会について示唆も与えられて

この内容で、この価格で、読みやすい厚さで・・・
おススメ!

この本の何が素晴らしいかというと、
誰もが抱える幸福とお金と仕事の問題について、
こんなに明解に、消費という現実に近いところから書かれていることです。
幸福とお金についてはよく精神的な面から語られますよね。それはそれで大切なことですが、この本では日々行っている消費という活動で自らをなぞらえて考えrことができます。

ちなみに著者の社会学者山田昌弘はパラサイト・シングル、格差社会、婚活という言葉を作った方です。

では内容について簡単に・・・

「商品そのものを買っていたのではなく、その商品を買うことによって、それがもたらすであろう幸福を買っていた。」
(幸福の方程式より)

戦後の消費は経済が成長するにつれてどんどん伸びていきます。
皆がモノを買うことに幸せ、喜びを感じてきました。
『商品の消費=幸せ』

戦後の第一段階・・・家族消費の時代
洗濯機を買う・・・便利になる
車を買う・・・家族で遠くへいける 
その商品を手に入れることで生活が豊かになり、そこに幸福を見る

戦後の第二段階・・・ブランド消費の時代
その後成長を続け、モノがどんどん溢れ、80年代に絶頂を迎えます。
すると世の中がより個人、個性へと向かう中、ストーリー性が重要になってくる。
ブランド品という幸福そうなストーリーをもったモノを買うことで、幸福を手に入れたような気になる。

そして今、ブランド消費が霞んできた。
今、人びとの収入が減っていく中で、本当の幸福に近いところでの消費にシフトしている。
フィクションの幸福はサヨウナラ・・・・

マーケティングが意味をなさなくなっているのも同じように考えられます。
従来は、商品⇒属性⇒機能的価値⇒情緒的価値⇒価値観(幸福)
というようにまず商品があって、その商品を購入することでどんな幸福が手に入るか、でした。ですから、その商品から見えてくる価値観(幸福)が支持されたものが売れたわけで、その商品ありきでのマーケティングが可能でした。
しかしもはや最近は、価値観(幸福)⇒情緒的価値⇒機能的価値⇒属性⇒商品
と逆になってしまったのです。例えば、人に認められたいからお洒落をしている人がいたら、お洒落はユニクロで安く抑えて残りをボランティアの活動資金にしたり。

本書の中で幸福の物語として3つパターンを挙げられていて、

① 自分を極めるという物語・・・個人-個人の内的感覚
② 社会に貢献するという物語・・・個人-社会
③ 人間関係の中にある物語・・・個人-個人

それぞれの物語の中で生まれつつある幸福の消費活動が紹介されている。
また、幸福の5大要素が

① 時間密度・・・夢中になれる、やりがいを感じる時間
② 手ごたえ実感
③ 自尊心・・・自分を肯定すること、自信を持つこと
④ 承認・・・他者から認められること
⑤ 裁量の自由

なのだそうです。
そしてこの5大要素を満たすものがあり、それがなんと「仕事」。
例えば、生きがいのために年金を注ぎ込んでまで家業を続ける人がいるそうです。
本来、仕事にはそれくらい幸福があるのです。

さわりしか紹介していませんが、詳しくは是非手にとって頂けたらと思います。
読み手それぞれの立場で、役割の中で、得られるものがあると思います。

何度も言いますが、この秋必読の書!

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