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2009年12月 2日 (水)

フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略

『フリー・・・〈無料〉からお金を生みだす新戦略』
クリスアンダーソン

この本を手に取ったのは、経済や消費の新たな形のヒントを得られるのではないか?と思ったから。

この本で扱われているのはフリーつまり無料で提供されるもの、主にインターネットやメディアの話。

僕らの世代はgoogleやwikipediaを使ったり、PCやケータイのネットからタダで沢山の情報を得ることにすでに慣れている。

でもこれが実はどんなことなのかと、あまり考えてみたことはなかったし、ものを作ってお金を稼ぎたい僕にとって、ネット上のフリーが利用者としての恩恵を除くとあまり関係がないように思っていた。

でもなるほど納得だったことが2つ。

一つは、”フリー”が富の再分配の役割をしているということ
大企業中心の世の中で、この”フリー”は主に企業広告を収入源としている。
このシステムの提供者は、利用者にとってより良いサービスを提供する。
そのサービスが良いほどに利用者が集まる。
利用者増により広告媒体としての価値が高まり、広告収入が増える。

だから、富が大企業に集中しやすい現在の経済の中で、
その集中した富の恩恵を僕ら一消費者に再分配しているわけで。

もう一つは、人はお金ではないものを求めている。
そしてその欲求が連鎖することでとても大きなパワーとなること。
LINUXやWikipediaは有償のものと同等或いはそれ以上のものを提供しているし、
ブログだってクズみたいなものが大半ではあるけれど、書籍より質のよいものだってある。

今までは傍観するしかなかった”暴走する資本主義”の流れに対して、
資本主義の論理でもって適正化できるかもしれない・・・
という希望の欠片を見ることができたかな・・・と思う。

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