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2010年1月25日 (月)

仕事とお金と夢を捉えなおそう

最近思うこと、それは
仕事とお金と夢を分けて考えられる社会こそ幸福が多いのでは?
ということ。

靴メーカに勤めながら、将来靴屋になることを夢見る僕が何を言うか!
って思うかもしれないけど。

ただ分けてというのは割り切ってとも少し違うよ
いい折り合いのつけ方を模索してみようということ

以前紹介した山田昌弘著「幸福の方程式」の中で幸福を得られる要素として以下の5つが挙げられていた。
① 時間密度・・・夢中になれる、やりがいを感じる時間
② 手ごたえ実感
③ 自尊心・・・自分を肯定すること、自信を持つこと
④ 承認・・・他者から認められること
⑤ 裁量の自由

例えば趣味に没頭する人は①+②+③+⑤
ボランティアに参加する人は②+③+④
みたいな形でそれぞれの活動がなぜ幸福を感じるのか
ならば幸福にする為にはどんなことが必要なのかを書いていた。
そして山田さんは実は仕事こそがこれらの全ての要素を備えていると
仕事の中に幸福の可能性を見直すことを提案されていた

結構気に入った本だったのだけど、
最後の最後に、でもだけど…と思った。

幸福になれればよい、でも現実はそうでもない。
仕事で苦しむばかりの人もいるし、身体や精神を蝕むこともある。
じゃあ幸福の為に個人こじんが仕事とどう関わっていけばよいのか
というところで僕の中で棚上げされていた

でも最近読んだ「格差社会という不幸」の文中、宮台真司さんの言葉でつながった。
宮台さんは、仕事やお金にのみ生き甲斐や夢を見る日本人は不幸だと。
格差が生じるのは避けられない、けれどそれを包摂できる社会にしていかないといけないと。
例えば、先進国最高の自殺率の日本、その理由第一位は経済的なものであること。
つまり、経済な失敗で自殺に追い込まれてしまうほどの烙印を押し、あるいは本人も烙印を押されたと感じ、一度その烙印が押されたものは立ち直ることができない日本の社会
一方沖縄は賃金が低く、失業率も高いのに幸福度が高い、つまり沖縄には包摂する社会がある。

じゃあなぜ山田昌弘さんは仕事と言ったのか
それは日本の中で前述の幸福の5大要素を満たすものを見回してみると仕事くらいしかないからだ。

日本では仕事とお金と夢がゴチャゴチャに絡んでいる
道徳的には別物だと頭でわかっているけどなかなか現実世界ではそうもいかない。
高度成長期の名残とメディアの影響が大きい。
なんだかんだいって仕事とお金と夢をすべて手に入れている人がカッコよく言われる。
だからすべてをかなえている勝馬和代が大々的に扱われたりし、皆そこへ群がる。
ドラッカーを好むのもそのせいかもしれない。
でも仕事とお金と夢を分けて考えることで、夢を実現することの敷居がものすごく下がる。
つまり、幸福を得やすくなるわけ。

日本は仕事以外のコミュニティが貧しい。
例えば欧米では教会などコミュニティとして機能している。
でも日本にはその土壌がない。

そして僕らがやっていかなければならないことは
仕事でないコミュニティで5つの要素を満たせそうなものをつくること。

皆さんも仕事とお金と夢について考えてみてみてくだされ

一つ夢ができた、仕事やお金の基準と違う夢を実現できるコミュニティをつくること。
だって必要じゃない人生仕事だけが全てでないし、仕事に不一致を感じている人たちが沢山いて、そういう人たちが社会をまわしてくれているのだからさ。

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