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2010年12月

2010年12月31日 (金)

よい一年でした。どうもありがとうございます。

Blogok

 

2010年が終わろうとしていています。
大きな災いもなく、おかげさまで無事に2011年を迎えられます。

どんな変化があったのかなと、一年前のモレスキンへの書き込みを見ました。
一年前の僕は、本業の靴メーカーの他に週末のコンビニのバイトをしていた。
それを辞めたあと、空いた時間を使ってものづくりにあてたり、人と会う時間にしたりと少し安定した生活パターンになったなと思います。
今年一年は小休止したので、来年は少し忙しくして、次の段階へとすすめるようにしようと思います。
具体的なことを言えば、靴の勉強を始めます。

写真は今年作ったものの中で思い出深い鞄です。

あとは最近作った化粧ポーチと

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キーケースです。

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世の中にはあまり明るい話題がないですけど、少しずつ歩んでいこうと思います。
この時代に生まれたこと、この環境に生まれたことに感謝しながら
もう少し先のことを考えながら

来年も頑張ります。
今年一年ありがとうございました。

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2010年12月30日 (木)

【book martin 41928】 005-01 小室直樹『日本人のための宗教原論』『日本人のための憲法原論』

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次に紹介したい本というか人物がいるのですが、その前に簡単な前振りとなるもの書きたいなと思って書いてみます。年末年始に時間のある方は、この2冊を読むと日本のこと、世界のことについてすごく根本的なものをつかめると思います。会話調の文体もとっつきやすいし、こんなに分かりやすく世界の根本を知ることができる本はなかなかありません。でも皆様ご予定で忙しいと思いますのでダイジェストしようと思います。ニュースや文化、芸術を理解するときにも役に立つと思います。

よく勘違いをされるけど、民主主義の基本は間違っても多数決などではないんです。民主主義の基本は平等であることであって、多勢に無勢なんて言語道断、小さな意見でも汲み取る機会を与える事が民主主義なのです。多数決というのは、民主主義と全く関係なく、議会を円滑に、速やかに決断するために行われるようになったものでしかありません。ではこの民主主義なぜできたのかといえば、それは平等の精神です。といっても平等というのは、言うが易しでなんとも厄介な言葉です。なのでここでは、他人の自由を侵さない程度で考えてみてください。
日本では民主主義が一番だという話ばかりがまかり通っています。でも、民主主義というものがあまりにも曖昧なまま、なんとなく国民の意向が一番反映されやすいものと思われている。僕自身もそう思って、それ以上をきちんと知ろうとしてきませんでした。
今の国会を見ていると、きちんと議論するというより、利害の一致する人とつるんで賛成多数に持っていくというような、民主主義の根本である平等の精神なんて微塵もないように感じる人も多いのではないでしょうか。でも、それもそのはずなのです。そもそも民主主義の根底にはとても大きなものがあるからなのです。
それは何かといいますと先に述べた平等なんです。何を基準に平等かといいますと、神の下に平等なのです。絶対の神の下では、社会的な地位や貧富の差は関係ない。神のもとに、国王から庶民までみな平等ということです。ですから、日本人にはそういう一致はないのですから、少数政党の意見に耳を傾けようなどということにはなりにくいのです。空気が支配したりします。

この神はもちろんキリスト教に由来するものなので、民主主義そしてその双子である資本主義を理解するには、キリスト教がもたらすエートスというものを知らなければなりません。
エートスというのは、習慣というか行動の原理のことです。こういったら分かりやすいでしょうか、一日は24時間ありますが、多くの人にとって基本的には日の出日の入りを基準にして生活のパターンがある。大方の人は昼間を基準に仕事をしているというのはひとつのエートスと言えると思います。ですからキリスト教のエートスといえば、キリスト教の信者あるいはキリスト教圏で生きる人の生活パターンの大前提となっているようなことを言います。

ではそのキリスト教のエートスを理解するために何を知らなければならないのでしょうか。それは「予定説」と「契約」です。これを理解していないと、何もわかりません。
まず予定説についてです。キリスト教では神は絶対で完全で、すべてを知る存在です。人の人生の過去から未来まですべて神の意志によってつくられると考えられています。人間は将来を不安に思いながら生きていきますが、神は未来もご存知でということになる。さらに一歩進むとこうなる、すべての運命を司る神は勿論救う人も決まっている。簡単にいうとそれが予定説なのです。だから何と思われるかもしれないのですが、これがすごいのです。
受験のように点数という形で努力が反映されるものであれば、人は頑張ります。仕事の場合はもう少し成果というものの評価が複雑にはなってきますが、ある程度のこうであるべきというものがわかりやすいし、努力のしがいもある。では、神に救われたいという場合は、神の意向に沿ったこと誠実にこなしていけばいいじゃないか、と普通に考えたら思うでしょ。でもそこがミソで、ある意味すごいし、恐ろしさえ思える部分なのです。実は、キリスト教にはこうすべきということはないのです。
どういうことっていまいち思われるかもしれません。自分の実生活や仕事に重ねて想像してみてください。もし新入社員だったら右も左もわからず、その会社のルールを理解するまで、先輩方を伺いながら行動すると思います。救済されなければどんなに恐ろしいことが待っているかもしれない。そんな中で、もし正しいとされることがわからない、けれど神の意向に沿って正しいことをしている人は救済されるとしたらどうしますか。兎にも角にも正しいと思えることをしようとするでしょう。もし隣で自分より正しそうに思えることをしていれば、少なくともその人くらいのことをしなければ、となっていきます。決まっているなら頑張らなくてもいいやとなるかといえば、人は自分こそが救われる人であると信じたい。するとむしろこのような逆のことが起きてしまうのです。

(つづく)

 

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2010年12月 2日 (木)

「REALITY LAB ― 再生・再創造」展

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今回の展示は三宅一生さんの「132 5. ISSEY MIYAKE」というプロジェクトの展示がメインでした。
会場にはこのプロジェクトで生まれた衣服を着たマネキンがきれいに並んでいます。

このプロジェクトはISSEI MIYAKEのREALITY LABによって行われています。このREALITY LABは三宅さんが、20世紀が残した課題をデザインを通して解決し、21世紀の新たな創造をしていこうというものです。

この「132 5. ISSEY MIYAKE」は、素材からとデザインからのアプローチによって生まれました。

まず素材、再生ポリエステルを使用しています。この素材、最近は作業服などでも用いられていますが、そのままではごわついていて、とても肌触りがいいとはいえません。それを糸の撚り方、織り方を幾度も幾度も試作し、しなやかな布にする。その過程には日本の繊維産業の技術が結集しています。

デザインについてはまず「132.5」の意味を説明するのが手っ取り早いです。「1」…一枚の布を、「3」…三次元に起し、「2」…再び2次元へ返す、そして「5」…それを介するは三次元や時空を超えた存在の人がある。
そうこれは、A-poc 、Pleats Pleaseに続くものでもあるのです。一枚の布を、三谷純さんの折り紙工学のテクノロジーによって、わずかな縫製と山折と谷折のみで生まれる三次元の衣服。それをさらに発展させ、2次元に折りたためる服に仕上げている。
A-pocもPleats Pleaseもすばらしいアイデアだけど、今回の「132 5」には、造形的な意味だけでなく、坂茂の紙管の建築のように使えるデザインとしての可能性もあるように思います。今回の展示はモードの最先端のデザインとして提示されてはいますが、戦争や災害の被災地への救援物資の中にこの「132 5」の発想が活かされた衣服があるかもしれない・・・そんなことも思いました。

最近は綿花も高騰しているようで、今後ますますアパレルは厳しくなるとの憶測も出ています。国内の繊維産業の環境もますます厳しくなる中でこのような、日本でしかできないものを生み出す。
モードの世界も、ますます現実からかけ離れていくなかで実用的で、機能的で、美しいものを追求する。
そしてコレを完成させるまでにものすごい数の人や技術が結集されているということに、なんと言うか圧倒されてしまいました。

このプロジェクトのビデオを見て頂いたらわかりやすいと思います。

REALITY LAB ― 再生・再創造」展
会期:2010年11月16日(火) - 12月26日(日)
時間:11:00 - 20:00(入場は19:30まで)
休館日:11月30日(火)、12月14日(火)
入場料:一般¥1,000、大学生¥800、中高生¥500 小学生以下無料
(15名以上は各料金から¥200割引、いずれも消費税込み)

会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 tel. 03-3475-2121
アクセス:都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線 六本木駅、千代田線 乃木坂駅より徒歩5分

 

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